エメラルドゴキブリバチの毒がパーキンソン病の治療に役立つ!?

ゴキブリをゾンビ化させる寄生バチの「エメラルドゴキブリバチ」。

そんな恐ろしいエメラルドゴキブリバチの毒液がパーキンソン病の治療に役立つ可能性があると、米カリフォルニア大学リバーサイド校の昆虫学と神経科学の教授のマイケル・アダムス氏の研究によって明らかになりました。

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ゴキブリを操る!?エメラルドゴキブリバチの生態が恐ろしい

画像出典:https://www.pinterest.de/pin/443393525790213763/

 

エメラルドゴキブリバチは、その名の通りゴキブリに寄生するハチなのですが、見た目はとても鮮やかなエメラルドグリーンで綺麗です。

ですが、その見た目とは裏腹に寄生の仕方がめちゃくちゃ恐ろしいんです。

 

エメラルドゴキブリバチはどうやってゴキブリに寄生するの?

エメラルドゴキブリバチがゴキブリに寄生する際は、まずゴキブリの腹部に毒針を刺して前肢を麻痺させ、ゴキブリの前肢が麻痺したところで今度はゴキブリの脳に毒針を刺します。

するとゴキブリは活発に動き回るのですが、しばらくすると自分の意志では動けなくなってしまいます。

 

そしてエメラルドゴキブリバチは自分の意志で動けなくなったゴキブリの2本の触覚を半分だけ噛み切ります。

 

これにはちゃんとした理由があるんですが、エメラルドゴキブリバチは寄生したゴキブリを巣穴まで運ばなければいけません。

ですがカラダが小さいために自分で運ぶことができないので、触覚を半分噛み切ることでゴキブリが死なずにかつ、逃げられることがないように毒の量を調節しているようです。

 

そしてエメラルドゴキブリバチは、触覚を引っ張って寄生したゴキブリを巣穴まで歩かせて、体内に卵を生み付けます。

エメラルドゴキブリバチの卵は3日程で孵化し、5日程かけてゴキブリの体内を食べ尽くして腹部を突き破って外に出て成虫となります。

 

エメラルドゴキブリバチめちゃくちゃ恐ろしい・・・

 

いまこうしてエメラルドゴキブリバチの寄生の仕方を説明しているだけでもちょっとゾッとしてしまいました笑

でも、1回目は脳に毒針を刺さずに麻痺させてから2回目で確実に刺す。そして死なない程度にゴキブリを弱らせて、操って巣穴まで歩かせるという行動がかなり緻密でちょっと感心してしまいました。

エメラルドゴキブリバチの毒液がパーキンソン病の治療に役立つ可能性

エメラルドゴキブリバチの生態系を知ると、とても恐ろし寄生バチであるということはわかりましたが、そんな恐ろしいエメラルドゴキブリバチの毒液がなんとパーキンソン病の治療に役立つ可能性があることがわかったようなんです。

この新発見は、長年自然界の毒を有効活用できないか研究していた米カリフォルニア大学リバーサイド校の昆虫学と神経科学の教授のマイケル・アダムス氏が発見しました。

 

パーキンソン病というのは、ドーパミンの不足によって脳細胞が徐々に死んでゆく神経変性疾患で、手足の震え、動作や歩行の困難などの運動障害が起こる疾患のようです。

 

今回のアダムス氏らの研究では、エメラルドゴキブリバチの毒液を採取して成分を調べたところ、ドーパミンの他に、これまで知られていなかった新たなペプチド(短いアミノ酸配列)が含まれていることが明らかになったとのことです。

新たに発見されたペプチドにはアンピュレキシンという名前が付けられましたが、このアンピュレキシンがエメラルドゴキブリバチがゴキブリを操る役割を果たしているとみて、この成分がパーキンソン病による細胞死を減らす可能性があるとのとこです。

 

エメラルドゴキブリバチの他にも、猛毒を持つマムシの毒もパーキンソン病の治療に役立つ可能性があるとして研究が続けられているようです。

まとめ

ということで、今回パーキンソン病の治療に役立つ可能性がある寄生バチのエメラルドゴキブリバチについてご紹介してきました。

毒が人の命を救う可能性があるというのにはちょっと驚きましたが、将来的に難病指定のパーキンソン病の治療に役立つ日が来ることを願いたいですね。

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